シスリーバヤのブログ

日々の掃除を「逃れられない義務」から「割に合った投資」に変えていくために、 ハウスクリーニングの現場から得られた知見や、衛生管理の考え方、 プロだからこそお伝えできる「やるべきこと/やらなくていいこと」を 少しずつまとめていきます。
 また、現場等で体験したことや感じたことも都度アップしていきます。お楽しみに!


【自己紹介】ハウスクリーニング開業に至ったきっかけ

こんにちは。シスリーバヤ 代表の小堀です。
今回は初ポストとして、自己紹介も兼ね

私がなぜハウスクリーニングを事業に選んだか

について語ってまいります。ぜひ最後までお付き合いください🙇

タネが蒔かれた高校時代

最後の選択(「人間を求め、芽吹いたタネ」にて)でハウスクリーニングを選ぶ理由となったのは、高1の頃の化学の授業でした。

あえて卑下しませんが、当時私は中高一貫の私立進学校に通っていました。多少とはいえ受験勉強に精を出したこともあり、毎年4月には面白い授業が始まることを期待していました。

その期待に応えてくれる授業はたくさんありましたが、高1の化学もその一つでした。 先生は学歴(学校・分野の両方)に裏打ちされた教科の知識のみならず、どの教育課程にどの内容がどう扱われているかも十二分に頭に入れておられ、 かつ試験範囲や教科書の章立てにとらわれない授業を展開してくださる素晴らしい先生でした。 教科書の内容を身の回りの現象と結びつけて語ることが非常に得意で、授業は楽しいお話を聞いていれば自然に内容が頭に入るものであり、 おかげさまで大学入試でも化学では苦労しませんでした。

そんな授業の一コマで、先生がご自身でレンジフードのお掃除をされたというお話がありました。 油汚れに水酸化ナトリウムをかけることにより石鹸が生成し、汚れがみるみるうちに落ちていくのだとおっしゃっていました。 この内容を正面から扱うのは2年後の高3のころのことであったと記憶していますが、テーマから枝葉を広げて先のことまで解説いただけたことや、 内容自体の興味深さに感銘を受け、その回のことは16年が経過した今でも昨日のことのように覚えています。

さて、鹸化(けんか)と呼ばれるこの現象は、中性脂肪を構成する脂肪酸とグリセリンが塩基によって引き離され、 グリセリンと脂肪酸塩(つまり石鹸)を与える反応ですが、水回りやエアコンのクリーニングでは必ずと言っていいほど起こされます。 開業直前の情報収集の段階ではそのことがわかっていたため、「あの日の色褪せない思い出を胸に仕事できるとは、なんて素敵なことだ!」とワクワクし、 ハウスクリーニングの道を歩み始めました。

他の方向に芽吹き育つタネ

しかしながらご多分に漏れず、面白い授業も、あくまで大学入試の突破や大学での勉強を見据えたものでしかありませんでした。 楽しいか否かに関係なく、どの教科も一度、大学入試において点数という評価を受け、その序列において一定以上の位置に置いてもらう (つまり合格する)ための手段に成り下がってしまいました。

さらに学術の世界を志せば、そこに頭を突っ込めば突っ込むほどに、各分野は専門分野に分け入っていくための手段としての性格を帯びていきます。 身近な現象を楽しんでいる余裕はなくなり、教科書でも講義でも数式と日本語の両方が小難しくなっていきます。 専門分野にもとある生物群の生理学を選んだため、その時点で化学は専門分野のための手段でしかなくなっていました。

そして、その学際領域に漂い(溺れ?)ながら、まずは目の前のやるべきことに向き合おうと自身を奮い立たせ、 化学を基礎の一部として学びながら修士課程までを過ごしていました。

枯死する「苗」

当時の私は修士課程の学生として、就職活動にも精を出さねばなりませんでした。 しかし専門分野で学んだことを生かすモチベーションは低く(そもそも学んだことの蓄積に自信があまりありませんでした)、 専門分野との関連が全くない職に就くこととなりました。

ここで大学学部・大学院修士で学んだことの積み上げがリセットされ、化学を利用する職を選ぶ可能性が芽生えたように思います。

しかしながら依然として、「読み書きに長けているという特長をなんとか職選びに生かさなければ」と、自身の嗜好や行動特性も顧みずに焦り、 難関資格取得を目指すなど迷走することになります。

街を駆け巡る歓び

上記の迷走をする間も、生計を立てる必要があります。そのために私は、 (私にとっては)効率よくかつフレキシブルに収入を得ることのできるフードデリバリーに従事することを選びました。

フードデリバリーの仕事では当然、飲食店などの事業所とお届け先を回ることになります。 その際に乗り物を運転することが私にとっては楽しく、連日12時間稼働することも苦ではありませんでした。 気がつけば街を駆け巡ることそのものがやりがいとなり、「他の職に乗り換えることがあるとしても、ぜひ街を駆け巡ることを伴う仕事がしたい」と思うようになりました。

「人間」を求め、芽吹いたタネ

そして、気づけばいつの間にか、街を駆け巡る他の仕事を生業としたいと思い、いくつかの職について調べていました。

そしてその折の私は、フードデリバリーに関して問題意識を抱いていたのです。すなわち、

  • もっとお客様の生活に大きく貢献でき、喜ばれる仕事ができないものか
  • この世には社会でご立派に活躍されている方が大勢いらっしゃる。そのような方々とより深くかかわり、社会について見聞を広めたい

と思うようになっていました。

ここで先述の、化学に心惹かれた原体験が顔を覗かせます。「ハウスクリーニングならば、教科書に書かれ授業に登場した 化学反応たちを起こすことでお客様先のお部屋に劇的な変化を起こし、まさに生活に大きく貢献できる。 あの日の興奮を胸に、宣伝・作業・接客など業務に関わるすべてを楽しむことができるに違いない!」そう思い、ハウスクリーニングにて開業することを決めました。

化学を考え感じる日常—開業後の日々

中性脂肪、炭酸カルシウム・炭酸マグネシウム、二酸化ケイ素、菌糸、脂肪酸塩—これらはすべて、 典型的な汚れの正体(順に油汚れ・皮脂、水垢、ガラススケール、カビ、石鹸カス)ですが、このように正体がわかっていると、 どのような反応を狙ってどのようなことをすればよいか(溶かす、削る・剥がす、漂白する、汚れに傷をつける、など)が明確になります。 当然、狙った反応を起こすために必要な薬剤も絞られてきます。

そして、これらの知識には、当然汚れの目に見える姿もセットで備わっていなければ意味がありません。そのため、現場や写真などから得られる学びは尽きません。

開業以来、このようなことを考えなかった日はないように思います。その程度には、ハウスクリーニング業者としての日々を楽しんでいます。

ハウスクリーニングを化学(科学)的にも楽しみたい方に

 ハウスクリーニングは、

  • 先人に勧められるままに資機材を用意し
  • 教わった通りに見た目や触り心地で対処のしかたを決め
  • 機械的に汚れを落とす
だけでも作業は完結しますし、美しい見た目を取り戻すこともできます。
 しかし、それだけでは飽き足らず、「汚れの正体は何か」「なぜ落ちるのか」に興味のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当店の代表は、本文にお示ししたバックグラウンドに裏打ちされた知識を駆使して作業前後のご説明をさせていただくことが可能です。
代表には5年ほど教育に携わっていた時期があり、中学生や高校生のお子様をお持ちのご家庭では特に、学習効果をもたらすことができると自負しております。

 LINEからお悩みをお抱えの箇所についてお写真をお送りいただければ、 可能な範囲で現状について判断し、解説させていただきます。

 最後までお読みいただきありがとうございます。
これから日常の清掃やその仕組み化などについて有益な情報を発信してまいりますので、
引き続きご覧いただければ幸いです。

チェックボックスで簡単! ※フォームに遷移します 利用規約も併せてご確認ください